セッションがうまく行かない理由

成功と失敗

いながき@ありがとうです。

エモーションフリーの高速セッションは概ね好評ですが、あるパターンの時にうまく行かないことがあります。

こういうのを明らかにすることで、何がうまく行って何がうまく行かないかが見えてきます。

エモーションフリーの高速セッションは、次のような流れが多いです。

  1. どんな問題を行いたいか?
  2. その問題に関する類似項目をインタビューします。
  3. 情報から問題点の仮説を立てます。
  4. ここまでで数分です。長々と話すクライアントは遮ります。
    話を聞くことはセッションの目的ではありません。
    情報を聞き出して問題解決を行うのが目的です。

  5. 問題の感じ方を数値化。
  6. アプローチをします。仮説があっていれば都合4回で終わります。
  7. 数値を確認し、頭の中でリハーサル(テスト)して、問題がなければ終了です。

5以外は省略することもありますが、大体こんな感じです。

大抵はうまく行きますが、次のケースはうまくいきません

  1. 五感がはっきりしない。自分客観視タイプ。
  2. 感じることを長らくしてこなかったタイプで変化を受け取れないために、効いていても、わからないといいます。

  3. エモーションフリーの世界観がわからない方。
  4. 至極簡単なセラピーなので、こんなことで人生最大の問題が解決するなんてから信じられない
    なんていう方は、否定的スタンス。問題解決させてなるモノかという抵抗があるので、解決しません。
    その抵抗に価値はありませんが、自分の苦労が無駄に思えてしまうなどがあって、苦しさを保持します。そういう方は、苦しんでどうしようもなくなってから、ですね。

  5. 紹介で来る方。
  6. 3に近いですが、そもそも苦しいのが普通と思っていますので、解決とか求めていません。人間関係の関係性で、やむを得ず来るようなケースだと、解決を望んでいない、わからない世界観となって、解決に至りません。私の場合は、大抵、紹介はお断りしています。本人が望んでページまでたどり着けば、結構なケースで解決します。

  7. 問題がない方。
  8. 自称幸せマンですね。ネガティブは見ない主義なのか、ちょっと居たい感じもしますが、本人がないと言い張るので、スルーします。自称幸せでも、トラブル続きです。

1はちょっとどうしようもないですが、2は説明をして理解できれば可能性が増えます。
3は五感の回復を行えば可能性が増えます。
4は幸せなので、そのままですね。

4の場合は、現状理解ができない場合があるので、結構大変かなぁと思います。
モラハラやDVの方もここに入る場合があります。幸せの定義は人それぞれですから。

いろんなセラピーで結果が出ていない方は一度来てみるといいです。

トラウマのリストを作ろう!

虎
photo credit: I want Milk! via photopin (license)

いながき@ありがとうです。

トラウマのリストを作ってみましょう。

意外とこれだけで解放されてしまうことがあります。
それでも残ったものがあれば、それを私に見せて下さい。

問題なんてすぐにわかります。
実際のセッションでは、いくつかの問題をお聞きして、事実を探せば大体問題は特定できますので、あとはエモーションフリーの実行だけです。

ほんの数回のエモーションフリーで解放されます。
時間にしたら1〜2分程度でしょうか。

時間が掛かるのは問題特定の部分なので、先にリストを作っておいてくれると、とてもやりやすいです。

心理がどうとか、心がどうとかはもうどうでもいい話です。

感情解放は身体に刻まれた記憶が判断に影響を及ぼすのをやめさせます。

感情解放ができると、その記憶自体は消えませんが、距離が遠く感じたり、思い出してもなんとも思わないなんてことが良く起こります。

つまり、過去の事件、トラウマに支配された人生を終わりにできるってことです。

これは体験を伴うものなので、ブログを読んでいてもその状態には達しません。

まずは会場へ足を運んで下さい。

エモーションフリーのセミナーはこちら

馬
photo credit: dsc_0502.jpg via photopin (license)

身体感覚?ってどういうこと??

水と手

いながき@ありがとうです。

私の作った『エモーションフリー』は身体感覚を利用して感情を解放していきます。
このとき身体感覚って何ですか? って聞かれたりします。

身体感覚と思考の違い

簡単に言えば、苦手なモノを見て、身体がゾワゾワするような感じもそうですし、 高所恐怖症の人が、高いところに上がってクラクラするのもそうでしょう。

頭で考えるのではなく、感覚的に感じてしまうモノです。

頭で考える人は、

苦手な人に会う→それは自分にとっていいことではない→嫌です。

このような思考だけであれば、身体の感覚は問いません。
身体の感覚を伴うと、

苦手な人に会う→お腹が痛くなってきた→嫌です。

思考との違いは、身体の感覚によってどう思うかが出てくると言うことです。

思考だけの人は、身体の感覚を判断に取り込みませんので、ほぼ、即答です。

五感のスピードでは身体感覚が一番遅いので、『苦手な人に会うのは、どう思いますか?』という問いに対して、一度、身体の感覚に問い合わせて回答すると、タイムラグができます。

哲学者ユージン・ジェンドリンは、カウンセラーの質問に対して、身体に一度聞き直して答えている人は、ほぼ良くなると言うことを見つけました。 それをベースにフォーカシングという心理療法の技法を作りました。

身体感覚がわからない人

人間には五感がありますので、身体感覚がわからないというのはちょっとおかしな気がしますが、これは長らく続いている習慣で、そうなっています。

では、どうしてそうなるか?

まず、辛い体験がそうさせます。

辛いから痛みを遠ざけたいという思いです。

子供の頃に殴られた、虐められた、親から怒られたというので、どうしようもなくなって、意識を自分から遠ざけることがあります。

いわゆる客観視です。

良く虐待のケースで見られますが、虐待と認定されなくても本人が辛ければ、そうなります。

客観的に自分を見ることで、痛みが軽減します。

子供的には大成功ですので、あらゆる事を客観的に見ていきます。

そうすると、嫌なことも喜びも、遠ざけてみるようになるので、身体への感覚が薄く感じられるようになります。

しかし、これは大成功なので、継続します。

盆踊りで踊れない問題

盆踊りで踊れない問題が勃発します。

人前で踊ることを恥ずかしいと感じてしまって、自由参加の盆踊りでは輪の外から見ている感じになります。

こうなった子供は、冷めているとか、大人びている要に見えるでしょう。
ですが、本人的にはどうしていいかわからないし、恥ずかしいことはしたくないと言うことで、距離を取っています。

客観視が起こると何がマズいのか?

客観視をすると言うことは、痛みを回避するための手段ですから、その痛みが起こる事象を回避するとしたら、相手を怒らせないことです。

仮に、親から凄い怒られる子供がいたとしたら、兎に角その場を納めると言うことに最大限注力します。

良くやる手段が、謝るということです。スーパーとかで、何が悪いかもわからずに大泣きしながら『ごめんなさい』を繰り返す子供がいますが、それです。

親が、感情的怒りをぶつけてくるので、子供は対処できず、早く納めることをします。

本来ならば道徳的怒りで起こるべきなのですが、できていないと子供は混乱して、相手を怒らせないようになっていきます。つまり、自分を押し殺して、相手が怒らないようにします。

ここまで来ると、楽しいとか、うれしいとかも遠ざけた方が良いと言うことになります。
余計なことをして、また怒られるよりも、相手に合わせて痛みを回避した方が平和です。

結果として、子供は自分を殺し、相手の望むことをするようになります。

だから、いい子供って、結構マズいんです。

親に気を遣う子供の大半はもうそうなっています。

自分を押し殺しているので、現実を捉える感覚が薄くなっていますから、喜びも減ります。

つまらないとか、意味がないなんて思うことが増えます。
身体の感じが薄いので、やってもいないことでも、頭で考えて答えを出す習慣が出来上がります。

正解を求める

頭で考えるのがメインになっていくと、あらゆる情報を集めることになります。

もちろん、それは正解をやらなければ、また痛みが来るからです。

そして、思考でも問題がないくらいの判断ができるようになり、それが自分だと思い込みます。

実際、日常の受け答えは問題ありませんし、大きなトラブルもありません。

そして、間違ったことを恐れるあまり、行動が制限されていきます。本人は気がつきません。

だから、未経験のことや、相手がいることについて、消極的になります。

わからないことは鬼門となっていきます。

そして、大惨事が起こる

大体年齢にしたら成人して以降くらいになりますが、結局の所、抑圧があって本来の自分を生きていないということです。対処できる範囲の抑圧ならば問題ありませんが、対処できなくなるから問題です。

何が自分なのかわからなくなる人もいます(自分でないものを生きていたため)。
仕事が回っているうちはいいのですが、何か思い通りにならない、失敗するという経験が増えてくると、どうしていいか、わからないと状態へ進みます。

ここで自分探しに旅立つ人もいます。自分探しなんて無駄なのでやめた方がいいですが、わからないので、仕方なく探求の旅に出ます。占いやスピリチュアルに進む方はその傾向が強いです。

そして、壊れてしまう人もいます。頭は大丈夫でも、身体に出る人、精神に出る人など、その人の特性で弱いところに出ます。

この苦しみは、今までのツケなので、消化して元へ戻ればいいです。 ただ、消化の時間は人によって違うし、方法もまたそれぞれです。

生きているうちに消化できるかは本人次第ですし、消化している時間はあらゆる事が停滞しますので、同級生において行かれる感じになります。プライドが高いとそういうのも嫌がって焦る傾向にありますが、モノには順序です。

身体感覚がわかると、短時間で回復します。

脳は比較的単純です。

今までの世界観を壊してしまえば、新しい世界観でものの見方を再構築していきます。

客観視にならざるを得ない状態で、否定的な思考だとなかなか状態が変わるのは難しいですが、人間には身体感覚が元々備わっています。

どう感じるかを忘れてしまっていることもありますが、何度もトライして感覚がわかってくると、いい感覚はそのまま受け取って、嫌な感覚は遠ざけて受け取るなんて事ができます。

脳への刺激が思考だけではなく、身体感覚が加わると現実の世界がカラフルに見えてきます。

もちろん、最初のうちは失敗もあるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。

そうすると考えることが変わっていきます。

一番いいイベントは、恋愛で、恋愛の中で喜びを感じること、自分を大事に思ってくれる人の存在を感じることは、世界を広げることにつながります。

身体感覚を取り戻すと、セラピーは劇的に進む

当たり前のことですが、身体感覚を取り戻すと、いわゆるセラピーは劇的に効果を発揮します。

なぜなら、脳は五感の感覚を信じます。思考(大抵は頭の中の声)のパターンに対して、心地よいとか嬉しいという、身体から上がってくる信号が混じることで、その混乱を収めなくてはならない状態になります。

人は、そんなとき良い方を取りますので、ネガティブな思考が消えていきます。

五感を取り戻したいなら、私のやっている『活きるためのNLP』なんて、そこをターゲットにしていますのでいいですよ。

解放がうまく行かない理由

女性

いながき@ありがとうです。

感情解放がうまく行かないときに、幾つかの点を注意するとうまくいくことがあります。

問題がズレている

まずは、そもそもの問題を見つける方法に難があって、問題がズレている場合です。

通常、クライアントの話を聞いて問題を特定していくと思いますが、それでは歪曲されたクライアント目線の情報しか集められません。そうすると、クライアントのセラピストを仲間にしたい、擁護して欲しいという意図が入ってしまう場合があって、正しい情報とは言えません。

もちろん、良くなりたくないというクライアントは平気で嘘を言います。本人の自覚はありませんので、そこを改善しないとうまく行きません。

だから、客観的事実のみを集めて問題を探す方が確実です。

良くなることを拒否する

人には、いろいろな意図が混在していますが、そのうちの幾つか、それも強いモノが別のメリットのために、良くなることを拒否している場合があります。本人の拒否はセラピストのあらゆる作業よりも強いので、それを変えない限りうまく行きません。

環境的にずっとやってきている場合が多いので、その考え方そのものをしなくても済むんだという風に理解することで消えていきます。

最上級は大事な人に愛されることなんです。

身体感覚がうまく機能しない

知らない人には結構難問なのが、人はそれぞれ違うと言うことです。

問題が違うとかそういう意味ではなくて、五感の使い方が違うと言うことです。 だから、本来身体で感じられるモノがあれば、それをきっかけに変わることが出来ますが、感じる力が弱すぎるか、遮断しているので、その信号が脳へ到達しません。

結果として、変化がわからないと言うことになります。

これは思考タイプに多くて、何事も感覚ではなく頭で考えてしまうことにより起こります。

大抵は、こんな順番で起こります。

  1. 子供の頃に辛い目に遭っていて、何かの拍子に自分を客観視する。
  2. 客観視することによって、痛みが軽減して、大成功となる。
  3. それ以降すべてを遠ざけてしまう(痛みが減るという大成功のため)ようになり、良いモノも悪いモノも遠ざけてしまう。
  4. 入ってくる情報が少ないので、思考で補う癖が形成される。
  5. 身体の情報に頼らずに思考だけで正解を出すため、身体のストレスを無視する傾向となり蓄積。

ここまで進んでいくと、あとは蓄積が限界を超えると鬱とかパニックになるようです。 セラピーを受けても、思考で解釈しようとするため、身体の感覚の変化を無視するので効果が実感できず、これは効かないという認識をしてしまいます。

この場合は、最初からセラピーをしようとせずに、まず身体の感覚を取り戻すことをします。

実際、メンタル的にどん底になって、ヨガをして復活した人をたくさん見ていますが、そういうことです。

身体を意識して生活すれば、不快な感じを追い出して快適になっていきます。

セラピーが効かない人は、その不快な感じすらもよくわからないので、見た目問題なさそうでも、限界を超えると症状が出ます。

キャパシティの小さい人は意識して身体を感じる練習をしましょう。

大人になれば、嫌なことは客観視でいいです。 幸せや愛されていると言うことは主観的に、主人公として感じましょう。

そうするだけで、毎日はカラフルに見えてきます。 味覚や嗅覚も復活してきます。
なんだか言葉には出来ないけれど、うれしかったり、楽しかったりしていきます。

今、きついと考えているの人は、是非、私とコンタクトしてみて下さい。