EFTの拡張的テクニック

EFT のショートカット(8ヶ所)

ショートカットポイント

EFTのショートカットポイント

1. 頭頂部
2. 眉頭
3. 目の横
4. 眼の下
5. 鼻の下
6. あご
7. 鎖骨
8. 脇の下(胸の横辺り)

ムービートラウマテクニック

ムービートラウマテクニック

まずその出来事にタイトルをつける。

タイトルをつけて、そのタイトルを聞いて出てくる感情についてまずEFT をする。

映画を見ているようにその出来事にEFT をしていく。

感情のピークに向けて映写を続け、ちょっとでも感情があがったらそこで止めてEFT でSUD を下げる。

そして、また最初から上映していく。この繰り返して、ゆっくりと確実に感情を下げていく。

内なる平和の手順

人間はどうしても感情があります。

良い意味で持っていた方がいいものもありますが、持っていると悪影響があるものについてはこの手順で解放していきます。

1. 自分で思い出せる限りの不快な出来事をリストアップします。数百項目は出てくると思います。
2. 毎日、それを少しずつEFT で、解放していきます。

あなたのタッピングポイント

通常のタッピングポイントのうち、自分にとって効きがいいポイントというのがあります。

変化が多いポイントがあれば、積極的にそこを使いましょう。

1か所でもいいし、複数の組み合わせでもかまいません。

・ 眼の下、鎖骨、脇の下など

ティアレス・トラウマ・テクニック

クライアントを泣かさないテクニックです。

1. トラウマを決める。
2. 場面を想像せずに、SUD を推測する。
3. EFT を行う。
4. 推測のSUD が0-3 になるまで続ける。
5. 場面を想像する。
6. 残っている感情にEFT を行う。

痛みを追いかける

感情的な問題を思い浮かべる、あるいは感情的な問題を言葉にしてみると、身体的に何かを感じることがあります。その感覚に対してEFT を行います。
身体的な感覚を解決することで、感情的な問題が癒されることがあります。
感覚は場所を変化したり、感覚が変わることがある(フェルトシフト)。
そのときは感情的な問題も変化しています。

問題がひどく曖昧なときや、理性的に認識できないとき、身体感覚を使ってアプローチをする場合があります。

※フォーカシング的なアプローチ
フォーカシングは、ユージン・ジェンドリンが作った心理療法で40 年以上の歴史のあるものです。多くの心理療法やセラピーに取り入れられています。

問題に忍び寄る

1. 全体的にEFT を行う。
2. 身体的なSUD を測る。
3. 全体的にタッピングする。
以下のような言葉をセットアップフレーズにして、行う。
『その感覚を感じている。その感覚を感じている自分を、深く愛し受け入れます。』
4. 問題の外殻を取る。
5. 少しずつ問題の中心に向かう。
6. 全体的にタッピング→具体的にタッピングと切り替えていく。

代理タップ

誰かになったつもりで、EFT をすることを代理タッピングと言います。
遠隔地の家族や友人が感情的、信念的に困っているときは、積極的にEFT で代理タッピングしましょう。
その際に、許可を得る必要はありません。なぜなら、EFT は元の状態に戻すだけだからです。

EFTがうまく行かないときの対処法

セットアップを少し変える。

まだ問題が残っている場合、セットアップを変えることで効果が上がる場合があります。
・ フレーズを変える。
・ 1 回目のセットアップのフレーズを少し変えてみる。
・ シーケンス中に思い出したフレーズを入れてみる。
・ 変化した問題の捉え方をフレーズに入れてみる。
・ フレーズをより具体的な内容にしてみる。
・ 表現方法を変える。
・ 3 回以上、繰り返す。
・ 感情をより込めて言ってみる(叫ぶなど)。
・ 大きな声で言う。もっと大きな声で言う。
・ より受け入れることを宣言する(自分を深く愛し受け入れます)。

EFT がうまくいかない主な理由

・ エネルギーの逆転。
・ トキシンがある。
・ 追加ポイントが必要。
・ セットアップが有効でない。
・ 手順を端折りすぎている。
・ 具体的でない問題(曖昧すぎる)。
・ 実は思考だけの問題。
・ 場所が悪い(場のエネルギーが悪い)。
・ 大きすぎる問題をいきなりやっている。
・ etc

EFT の効果が薄いときの対処法

・ 具体的にセットアップする。
・ 場所を変える(気分も変わる)
・ 問題を分解する。
・ フルセットのタッピングをする。
・ 何度もEFTを使う。
・ EFTに否定的な考えがあれば、先にそれに対して行う。
・ その問題を身体的に感じてEFT をしてみる。

強烈に現れる感情について

度を越した強烈な感情

・ 問題によっては強烈に現れる場合がある。
・ 具体的に思いだすことで強い感情が現れる可能性もある。

対処法

・ 感情が落ち着くまでタッピングを続ける。
・ 一度掘り起こしてしまったら、落ち着くまで続ける。途中で放置しない。
・ 自分で取り扱えないと感じたら、専門家に任せる。

EFTをより効果的に行うために

EFT を成功させるためのコツ

以下はEFT をやっていく中でうまくいく時にやっていることです。

EFT を成功させるためには しつこく、繰り返し、リピートして、SUD が0になるまで、セットアップやリマインダーを変えながら、しつこく、繰り返し、リピートしておこないます。

問題を限定された事柄に分解する。問題の塊を分解して、絡まった糸(意図)をほぐして解決していく。

身体的な反応をセットアップやリマインダーに組み込んでいく。

問題に対して主観的な態度で臨む。

自分自身(あるいはクライアント)を受け入れる。

効果測定

効果測定は常に行ってください。

どうなったらうまくいっているか?
・ その問題が気にならなくなる。
・ どうでもよくなる。
・ 事実は変わらないが受け取り方が変わった。
・ その問題に縛られていない。
・ SUD が0になっている。
・ 手放せる。
・ 思い出せない。
・ 記憶があいまいになる。
・ 先に進める。など

結果のテスト(重要)

現在の感情を調べる。

・ リマインダーに使っていた言葉など、キーワードを言ってみて、とくに何の感情も起きないかどうか

未来の状態を想定してみる。
・ もし問題の状況になったらどうなりますか?
・ その状況に入り込んでみます。イメージするのとは違います。

どこかが反対していないかを調べる。
・ 問題が解決しました。身体のどこかのパート(部分)が、何か嫌な感じがしないかチェックします。

結果をテストするときは、問題が概ね解消したと判断したときにのみ行うようにします。

次のような質問をしてみます。

『もし問題の状況になったらどうなりますか?』
『今まで問題だと思っていたことを思い出してください。何か違いますか?』
『身体のどこかで、なにか違和感がしないかチェックしてみてください。』

テストはイメージではなくて、その状況に入り込んで感じてみることが重要です。
イメージだけだと頭の中だけで処理してしまい、テストにならない場合があります。

EFTの心因的問題へのアプローチ

物事の裏には意図がある

物事には裏と表があります。
表は目に見えるもの、裏には目に見えないもの、意図があります。
例えば、表に『痩せたい』という部分があったとしたら、その裏には、『痩せたい、痩せてキレイに見られたい』とあるとします。
でも、 『痩せたい、痩せてキレイに見られたい』の裏には、『食べたい、おいしい』という他の意図もあります。
どちらが自分にメリットがあるかで、行動が変えられるかが決まります。
これを二次的利得といいます。

問題を探そう(明確化)

心の問題は多岐に渡る場合が多いです。最初のうちは、それほど大きくない問題からはじめて、EFT の効果を確かめてみましょう。
慣れてきたら、自分の中で大きな問題にアプローチしてみます。その問題が解決すると回りにある感情も同時に解放されてしまうことがあります。そう、まるで森の中で大きな木を倒したときに、周りの木が一緒に倒れるように、です。

問題を分解する

問題をゴチャッとした塊としてとらえている方が多いようです。具体的な事柄に分解してみると問題はもっと簡単になります。

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大きな問題を限定された事柄に分解する。

EFTのシーケンス

EFTのシーケンス

タッピングポイント

EFTタッピングポイント

1. 眉頭
2. 目の横
3. 眼の下
4. 鼻の下
5. あご
6. 鎖骨
7. 脇の下(胸の横辺り)
8. 胸下
9. 親指
10. 人差し指
11. 中指
12. 小指
13. 空手チョップポイント

上記は初期のもので、のちに頭頂部が追加されている。

タッピング自体にはあまり根拠はないようで、時期や教える人によって増えたり減ったりしています。

リマインダー

ツボを叩きながら言う、ネガティブなキーワードのことを言います。セットアップ
フレーズで『×××です。そういう自分を深く受け入れて深く愛します』と言っていたら、『×××』の部分がそれに該当します。
問題に集中するために使う言葉であり、多くはセットアップフレーズの前半部分のネガティブなフレーズを使う。
問題を思い出すフレーズであれば、セットアップフレーズに含まれていなくてもよい。
シーケンスを実行中に、自分の内側から出てくる(言いたい)言葉をそのままリマインダーとして採用しても良い。

リマインダーの作り方

リマインダーは問題自体を思い出せる言葉であれば何でも構いません。

セットアップフレーズの前半部分を単語を使うことが多いです。また、タッピングしながら叩いていると、途中で変えたくなる場合がありますが、根本の問題から離れないのであれば、言いたいように変更しながら言って構いません。

例えは、次のセットアップフレーズでは、リマインダーはどうなるでしょうか。

セットアップフレーズ

『彼(彼女)の私を見下した態度や、理解のない考え方は許せない。その許せない気持ちを私自身が深く受け入れて、自分自身を深く愛します。』

リマインダー

見下された。理解されない。許せない。腹立たしい。ぶん殴ってやりたい。

こんな風になります。